2025-04-10 この時期の除草・防草が重要!庭の雑草対策

このまま放置しておくと、あっという間に庭がジャングル化してしまいます。またマンションや駐車場等の周辺で雑草が生い茂っている場所があると、景観が悪くなるだけでなくゴミを不法投棄されるなどの被害にあうことも考えられます。
◎草むしりは雨が降った後がねらい目
まず、原状草が生い茂っているなら、草むしりをする必要があります。今の時期はまだ雑草も小さく根も浅いので、雨の後で土壌が柔らかくなっていればスルスルと雑草が抜けやすいはずです。気温もそれほど高くなく、蚊などの虫も少ないので作業がはかどります。
草の根っこまで抜ければベストですが、土を掘ったり労力が必要になりますので、表面上の草を取るだけでも光合成ができなくなりそれ以上生い茂るのを防ぐことができます。さらに除草剤などを散布することで、有効成分が根まで浸透して雑草を枯らしてくれます。
◎除草剤の取り扱いには注意が必要
除草剤には強力なものから人体やペット等に優しいものなど、様々な種類があります。他の庭木や草花に影響させたくない等の周辺状況や、除草したい場所の広さによっても、使用する薬剤は変わってきますので、説明書きをよく読んでから購入することをおすすめします。
〇茎葉処理型(液剤タイプ)と土壌処理型(粒剤タイプ)
茎葉処理型と言われる「液剤タイプ」の除草剤は、茎や葉に直接散布し、雑草を枯らすもので、有効成分が根まで浸透して雑草を枯らします。即効性が高く2〜3日で除草効果が出てきます。ただし、雨が降ると薬剤が流れ効果が薄れてしまう可能性があるので、タイミングを見極める必要があります。
庭が広かったり広範囲を除草したい場合は、土壌処理型(粒剤タイプ)の除草剤もおすすめです。土壌に直接撒くタイプで、土壌に薬剤が染み込んで長期間効果が持続するのが特徴です。ただし効果が強いため、花壇や樹木、畑などが近くにある場合は、影響を及ぼす可能性があるので使用を控えた方が良いでしょう。
〇除草剤の使用が心配な方は
いくら「安心・安全」をうたっていても、庭で野菜や草花を栽培している人や、ペットやお子様が庭で遊ぶことが多いご家庭など、除草剤を使うことに抵抗がある方もいると思います。そんな方は、「熱湯」でも根の細胞を死滅させることができます。しかし100℃の熱湯を根までしっかり届ける必要があるため、大量の熱湯を撒く必要があります。狭い範囲の除草なら効果的かもしれません。
また「重曹」にも除草効果があると言われています。食品にも使われるほど安全ですし、お掃除に使用している方も多いと思います。5~10%の濃度に薄めた重曹水を撒くだけと手軽なので、除草剤ほどの効果はないかもしれませんが、やってみる価値はあるのではないでしょうか。
◎除草ができたら、整地して防草対策を
〇防草シート

一番低コストで雑草を防ぎたいのなら、まずは防草シートを敷いて日光から遮断しましょう。シートに穴が空いたり劣化するとそこから雑草が生えてくるので、遮光率の高いもの、耐用年数が長いものを選ぶことが重要です。また水はけのよさも選ぶポイントです。水はけが悪いとシートの上に水がたまり、泥を生じやすくなります。この泥に雑草の種が飛来すると雑草が生えてしまうのです。
〇人工芝
〇砂利

砂利は比較的安価で手に入るものが多く、大きさや色などの種類も豊富なので、お好みに応じて選ぶことができます。人工芝などを敷くのは難しいちょっとしたスペースにも撒くことができますし、家の周囲に撒けば防犯対策にもなるでしょう。
〇タイルやレンガ、ウッドデッキ
◎DIYが難しい場合は専門業者に依頼を

雑草が広範囲に渡る場合や、自身の体力に自信がない場合、熱中症のリスクがある時期などの草むしりは専門事業者にお任せするのが安心です。足や腰を悪くしたり熱中症になったりするリスクを減らすことができますし、業者によっては除草の後で防草シートを敷いたり、タイル等を敷く相談にも応じてくれます。